コホート研究

妊娠初期〜中期の葉酸サプリメント摂取と妊娠高血圧のリスク:JECS研究

The impact of folic acid supplementation in early to mid-pregnancy on the risk of hypertensive disorders of pregnancy: the Japan environment and children's study.

どんな研究?

01 — Summary

日本全国の出生コホート研究(JECS)で91,069人の妊婦を対象に、葉酸サプリの摂取頻度と妊娠高血圧(HDP)のリスクを調べました。葉酸サプリを高頻度に摂取していた群では、摂取しない群と比べてHDPのリスクが約14%低い傾向が示されました(調整後OR 0.86)。産後高血圧のリスクも低下する傾向が見られました。

要点

02 — Key points
  • 01葉酸サプリ高頻度摂取は妊娠高血圧リスクが約14%低下(aOR 0.86)する傾向
  • 02特に妊娠後半(34週以降)の遅発型HDPで有意な関連が見られた
  • 03産後高血圧のリスクも低頻度・高頻度摂取の両群で低下する傾向
読むときの注意 / Limitations

観察研究であり因果関係は示されない。葉酸サプリの摂取頻度は自己申告によるもので、摂取量・種類の正確な把握は困難。葉酸サプリを積極的に摂る層は健康意識が高い可能性があり(健康志向バイアス)、交絡が残る可能性がある。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
前向きコホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
BMC Pregnancy and Childbirth
発表年
2026
DOI
10.1186/s12884-026-08898-5
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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