先進国では子どもの肥満増加が頭打ちに、途上国では加速
Obesity rise plateaus in developed nations and accelerates in developing nations.
どんな研究?
01 — Summary1980年から2024年にかけて232万人分のデータを使い、世界の肥満の動向を分析した大規模研究です。高所得国では学齢期の子どもや思春期の肥満増加が1990年代から鈍化し、その後は横ばいか、一部(イタリア・フランスなど)でわずかな減少も見られました。一方、低・中所得国では子どもの肥満率の年間増加ペースが変わらないか加速しており、高所得国を上回る国も出てきています。食品の入手しやすさや価格、政策の違いがこうした格差を生んでいる可能性があります。
要点
02 — Key points- 01高所得国の学齢期の子どもでは1990年代以降に肥満率の増加が鈍化し、一部の国(イタリア・フランスなど)では2000年代以降に小幅な減少も観察された
- 02低・中所得国では子どもの肥満率の増加ペースが維持または加速しており、高所得国を超えた国もある
- 03子どもの肥満率は国によって大きく異なり、日本・デンマーク・フランスの女児では3〜4%、米国の男児では23%と、約20ポイントの開きがあった
国ごとにデータの質・収集時期・測定方法が異なり、直接比較には限界があります。観察データのため、政策や社会変化と肥満率変化の因果関係は断定できません。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 大規模観察研究(系統的データ集約)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Nature
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1038/s41586-026-10383-0
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related食事満足度の規定因子と小児肥満との関連:システマティックレビュー
食事に対する満足感(味の楽しさ・感情・生理的な充足感を含む)と子どもの肥満との関連を調べたシステマティックレビューです。食事満足度が低いと食べ過ぎにつながる可能性が示唆されましたが、研究ごとに食事満足度の定義や測定方法が異なり、結論を出すには証拠が不十分でした。食事の質・食べる速さ・食べる環境なども関連する要因として挙げられています。
BMIを超えて:子どもの肥満管理におけるmHealth介入のシステマティックレビューとメタアナリシス
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小児肥満における腸内マイクロバイオームへの栄養・生活習慣介入の効果:システマティックレビュー
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