子どものBMIの変化パターンと若年成人期の肥満リスク:集団ベースの前向きコホート研究
Childhood body mass index trajectories and risk of overweight and obesity in young adulthood: a population-based prospective cohort study
どんな研究?
01 — Summaryオランダで生まれた3528人を2歳から20歳まで追跡した研究です。6歳時点のBMIのずれが若年成人期の過体重・肥満リスクと最も強く関連していました。2〜6歳の間にBMIが高かった子どもでも、その後BMIの増加が落ち着いた場合は成人期の過体重リスクが上がりませんでした。6歳以降に高BMIが続く場合はリスクが持続する傾向があることが示されました。
要点
02 — Key points- 012歳時点で過体重だった子どものうち成人期にも過体重だったのは32.6%、14歳では70.3%と年齢とともに追跡率が上昇した
- 02BMIと成人期過体重の関連は6歳が最も強く、早期介入の好機と考えられる
- 032〜6歳の間にBMIが上位三分の一でも、その後成長速度が落ち着くと成人期過体重のリスクは増加しなかった
オランダ単一地域のコホートであり、他国や異なる民族への一般化には限界がある。BMIは体脂肪の直接指標ではなく、体組成の詳細は不明。観察研究であり因果関係は示せない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- European Journal of Pediatrics
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1007/s00431-026-07080-5
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related出生から成人初期までのBMI変化と肺機能の発達
スウェーデンの出生コホート(約3,200人)を24歳まで追跡した研究で、子ども時代から体重が増え続けた(BMI上昇)グループは、24歳時点での肺機能が低下していることがわかりました。一方、太っていたが後に体重が戻ったグループでは肺機能の低下はみられませんでした。子ども時代の適正体重の維持が将来の肺の健康につながる可能性があります。
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