親の学歴と幼児の活動行動の関連:SUNRISE日本沖縄研究
Association between parental education and movement behaviours among young children in Okinawa Prefecture: the SUNRISE Japan study
どんな研究?
01 — Summary沖縄の幼児を対象に、親の学歴と子どもの身体活動・座りがちな時間・睡眠(活動行動)の関連を調べた研究です。欧米では親の教育水準によって子どもの活動量に差があることが知られていますが、日本でも同様の関連がみられるかどうかを検討しています。
要点
02 — Key points- 01沖縄の幼児を対象に、親の学歴と活動行動(身体活動・座位時間・睡眠)の関連を調査
- 02親の教育水準が子どもの身体活動習慣に影響する可能性を示す
- 03日本での初の知見として位置づけられる
沖縄県のみのデータであり、日本全体への一般化には限界がある。横断研究のため因果関係は不明。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Japan Journal of Human Growth and Development Research
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.5332/hatsuhatsu.2024.96_20
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related座りがちな時間を身体活動に置き換えると幼児の体力はどう変わるか:アイソテンポラル代替分析
東北地方の3〜6歳児1,843人を対象に、座りがちな時間(静的行動)を中〜高強度の身体活動(MVPA)や軽度の身体活動(LPA)に置き換えた場合の体力への影響を分析しました。MVPAへの置き換えは体力向上と強く関連し、LPAへの置き換えも一部の体力指標に有益な効果を示す可能性があります。
就学前児童(5〜6歳)の下肢爆発力に対する武術プログラムの効果:クラスターランダム化比較試験
5〜6歳の子ども約200人を対象に、週3回の武術(ウーシュー)プログラムが下肢の力(ジャンプや走る動き)に与える影響をランダム化比較試験で調べました。4週間および10週間のプログラムいずれも、自由遊びと比べて立ち幅跳びの成績が有意に向上しました。特に10週間のプログラムでは、連続ジャンプや素早い方向転換の動きも改善されました。武術のような構造化された運動プログラムが、幼児の下肢の運動能力を高める可能性が示されています。
幼児の心拍数・呼吸数と生活習慣・環境因子の関連:全国コホート研究
日本の大規模コホート調査で2歳児約4,800人を調べたところ、屋外で遊ぶ時間が長い子ほど安静時心拍数が低い傾向がありました(ほぼ毎日3時間以上 vs. ほとんど外遊びなし:108.2 vs. 111.7 拍/分)。心拍数・呼吸数は身長や体重とは相関しませんでした。