妊娠中のパートナーからの暴力(DV)ばく露と5歳時の子どもの社会情緒的能力との関連
The Association of Prenatal Exposure to Intimate Partner Violence with Children's Socioemotional Competence at Five Years Postpartum
どんな研究?
01 — Summary妊娠中にパートナーから暴力を受けた(DV)場合、子どもの5歳時の社会情緒的な能力(適切な社会行動・表現力)が低下するかを2,309組の親子で調べた研究です。妊娠中のDVは直接の関連が小さく、むしろ母親のコントロール感(マスタリー)の低下を介して子どもの社会情緒的発達に間接的に影響していることが示されました。
要点
02 — Key points- 01妊娠中のDVばく露は、産後3年の母親のコントロール感(mastery)の低下と関連した(β = -0.084)
- 02母親のコントロール感が低いと、子どもの5歳時の社会情緒的能力も低い傾向(β = 0.116)
- 03母親のうつ症状や産後のDVを通じた間接経路は統計的に有意ではなかった
観察研究であり、DVとの関連が因果関係であるとは言えない。米国の都市部の低所得層・マイノリティが多い集団が対象であり、日本への一般化には限界がある。DVや母親の精神状態はいずれも自己申告である。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Journal of Family Violence
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1007/s10896-026-01053-w
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related親密なパートナーからの暴力(DV)への曝露と乳児の発達遅延との関係:産後6週の女性のエンパワメントの調整効果
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