ADHDのある子どもの睡眠の問題には、行動的な介入が役立つ?オンラインでも効果はある?
ADHDのある5〜12歳の子どもを対象にした小規模なRCTで、行動的な睡眠改善プログラム(Sleeping Sound)が対面・オンライン(テレヘルス)どちらの形式でも睡眠問題を改善し、両者に差がないことが示されています。ただし1件のみの小規模試験(78人)であり、確実性はまだ低い水準です。通院が難しい家庭への支援拡大の可能性を示す研究として注目されます。
RCT1件(n=78)のみで、不精確さが大きい。主観的な睡眠評価が中心で客観的指標での有意差は確認されていない。単一の小規模試験での結果であり、確実性は低めとした。
- ランダム化比較試験2026年結論:支持詳しく見る →
関連する疑問
同じ研究を扱う、または分野・キーワードが近い疑問です。
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもの睡眠問題には、何が関係し、どう対処できる?
ASDの子どもの50〜80%に睡眠障害がみられ、サーカディアンリズムの乱れやメラトニン分泌の異常が関与していると考えられています。対処には睡眠衛生の改善や保護者への教育など行動的な介入が中心となり、必要に応じてメラトニンが検討される場合があります。ただしナラティブレビュー1件に基づく知見であり、効果の確実性は限られます。
自閉スペクトラム症(ASD)のある子どもの睡眠の乱れには、どう対応するとよい?
ASDの子どもの睡眠の乱れは、母親に長期的な疲労と心理的苦痛をもたらす可能性があります。専門家によるカウンセリングや睡眠への介入を組み合わせることで子どもの睡眠が改善する傾向が示されていますが、13名の母親へのインタビューに基づく小規模な質的研究1件であり、結果の一般化には限界があります。
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもは、睡眠の問題を起こしやすい?
ASDの子ども・青少年の約60%に睡眠障害がみられるとするメタアナリシス(22研究、3,771人)があります。スクリーン暴露・添い寝・ASDの重症度・行動問題などが関連因子として特定されており、定型発達児より睡眠に問題が生じやすい傾向は研究間でおおむね一致しています。ただし観察研究のまとめのため因果関係は不明で、確実性は低めです。
住んでいる地域の環境(暴力・騒音など)は、子どもの睡眠と関係する?
地域で起こる暴力(銃撃音や犯罪など)にさらされている子どもは、睡眠が短くなったり、不眠や悪夢が増えたりする傾向が報告されています。安全な生活環境が子どもの睡眠を守るうえで重要と考えられますが、現時点では観察研究をまとめたレビュー1件であり、因果関係の確認には至っていません。
自閉スペクトラム症のある子どもの睡眠時無呼吸を治療すると、行動が改善する?
小規模な前後比較研究では、ASDを持つ子どもの睡眠時無呼吸をアデノイド・扁桃腺切除術で治療すると行動問題スコアが改善する傾向が示されました。ただし非ランダム化・小規模(30人)の研究1件のみであり、確実と言い切れるものではありません。