食物アレルギーのある子どもは、食べることの困難(偏食・摂食拒否)が多い?
食物タンパク質誘発性アレルギー性直腸結腸炎(FPIAP)と診断された1〜3歳の幼児で、摂食行動の問題(偏食・食べることへの抵抗など)や親の育児ストレスが健常児と比べて多い傾向が示されました。ただし、特定のアレルギー病態に限った1件の小規模研究であり、食物アレルギー全般への一般化には注意が必要です。
単施設のケース・コントロール研究1件のみで、対象がFPIAPという特定の病態に限られ(非直接性)、小規模であることから確実性は「とても低い」とした。
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授乳方法(母乳・混合・人工乳)は、お母さんの疲労や育児ストレスと関係する?
日本の初産婦の研究では、混合栄養の母親は産後初期(1〜2か月)に疲労・ストレスが高く、完全人工乳の母親は生後6か月時点でストレスが高い傾向がみられました。授乳方法によって疲労やストレスのパターンが異なる可能性がありますが、どの授乳方法が全体として負担が少ないかは一概には言えません。観察研究1件のみで、因果関係も示せていません。
離乳食でアレルゲン(卵・ピーナッツ・ナッツなど)を早めに始めると、食物アレルギーを防げる?
卵・ピーナッツ・ナッツなどを生後早め(目安6か月前後)から無理のない範囲で始め、その後も食べ続けることは、食物アレルギーの予防に役立つと、LEAP試験などの質の高い研究で示されています。一方で開始時期と明確な関連はなかったとする研究もあります。ただし、湿疹がひどい・すでに卵アレルギーがあるなど高リスクの赤ちゃんは、自己判断で始めず必ず先に医師へ相談してください。
保湿(スキンケア)や妊娠中の除去食で、子どもの食物アレルギーを防げる?
赤ちゃんに保湿剤を塗るスキンケアだけで湿疹や食物アレルギーを予防できるとは、質の高いレビューでは言えませんでした。妊娠中にアレルゲンとなる食品を控えることの効果も、根拠は十分ではありません。これらの方法で「防げる」とは現時点で言いにくく、湿疹が出たら早めにケアするなど別の対応が大切と考えられます。
赤ちゃんの食物アレルギーのなりやすさには、何が関係する?
食物アレルギーと最も確かに関係するのは、乳児期の湿疹(アトピー性皮膚炎)です。きょうだいがいることや、生後しばらくしてからの定期的な粉ミルクは、アレルギーの少なさと関連する傾向が報告されています。湿疹は早めにケアすることが一つの目安と考えられます。
好き嫌い(偏食)は、子どもの成長に影響する?
偏食のある子どもの成長は、全体としては心配のいらないことが多いと報告されています。ただし一部の子はやせ気味になることがあり、体重が増えない・減るなど気になる場合は見守りや相談が大切です。