乳児期の神経発達トラジェクトリーと発達遅延に影響するリスク因子の特定:縦断的出生コホート研究
Identification of neurodevelopmental trajectories in infancy and of risk factors affecting deviant development: a longitudinal birth cohort study
どんな研究?
01 — Summary952名の乳児を生後1〜24ヵ月まで7時点で追跡した縦断研究で、神経発達の軌跡パターンを分類し、遅延に関連するリスク因子を調べた。発達の軌跡に複数のパターンがあり、男児・親の低学歴・早産・低出生体重がその後の発達遅延と関連する傾向が示された。
要点
02 — Key points- 01乳児の神経発達軌跡には複数のパターンがあり、一部は2歳まで遅延が持続する
- 02男児・低教育水準の親・早産・低出生体重が発達遅延リスクと関連
- 03生後24ヵ月までの縦断データ(7時点評価)による詳細な発達軌跡の分析
単一の地域(デンマーク)での研究であり一般化に限界がある。対象952名は当初の82.8%で追跡漏れがある。観察研究のため因果関係は示せない。発達評価(Mullen Scales)は研究用ツールで臨床診断とは異なる。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向き縦断コホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- BMC Pediatrics
- 発表年
- 2016
- DOI
- 10.1186/s12887-016-0531-y
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳児期から幼児期にかけての神経発達移行パターンの同定と下降遷移のリスク因子
浜松出生コホート研究の875人の子どもを18か月と32か月時点で追跡し、神経発達が「安定して良好」「改善」「低下」するパターンを分類した研究です。発達が低下する子では、乳児期(18か月)の過体重が低下パターンと関連していることが示されました。また、発達の低下は40か月時点の適応行動スコアの低さとも関連していました。
早産児へのカフェイン投与が神経発達アウトカムに与える影響:システマティックレビュー・メタアナリシス
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低・中所得国における早産児の長期神経発達アウトカム有病率:72,974人のメタアナリシス
低・中所得国12か国の47データセット(72,974人の早産児)をまとめたメタアナリシスで、何らかの神経発達障害の推定有病率は16%、脳性麻痺は5%でした。発達遅延(各領域)の有病率は8〜13%であり、在胎週数と出生体重が低いほど有病率が高くなりました。