ランダム化比較試験

手づかみ離乳(鉄を意識した改良版)が鉄の摂取と状態に与える影響:ランダム化比較試験

Impact of a modified version of baby-led weaning on iron intake and status: a randomised controlled trial.

どんな研究?

01 — Summary

ニュージーランドで約200組の赤ちゃんを、鉄不足を防ぐよう工夫した手づかみ離乳(赤ちゃん主導の離乳食)のグループと、ふつうのスプーン離乳のグループにくじ引きで分けて比べた研究です。毎食「鉄を多く含む食べ物」を出すよう保護者に助言したところ、生後7か月・12か月時点で、鉄の摂取量や血液中の鉄の状態に両グループで大きな差はみられませんでした。鉄不足のサインがある子の割合も同じくらいでした。

要点

02 — Key points
  • 01ニュージーランドの約200組を対象にしたランダム化比較試験
  • 02鉄不足を防ぐよう改良した手づかみ離乳と、ふつうのスプーン離乳を比較
  • 03毎食、鉄の多い食べ物を出すよう保護者に助言した
  • 04鉄の摂取量や血液中の鉄の状態に、両グループで大きな差はなかった
  • 05手づかみ離乳でも、鉄の多い食べ物を意識すれば鉄不足が増えるとは限らないことを示す
読むときの注意 / Limitations

鉄を意識した助言や支援を手厚く受けた「改良版」の手づかみ離乳での結果で、何も工夫せず自己流で行う手づかみ離乳に当てはまるとは限りません。手づかみ離乳では本来、鉄が不足しやすいと心配されており、この研究は「鉄の多い食べ物を毎食出す」工夫があってこその結果です。1か国・1施設での研究で、日本の食事や習慣とは異なる点もあります。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
ランダム化比較試験参加者を無作為に分けて比較する、信頼性の高い試験。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
ランダム化比較試験
エビデンス強度
ランダム化比較試験
掲載誌
BMJ Open
発表年
2018
DOI
10.1136/bmjopen-2017-019036
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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