昼寝の長さと夜間授乳は1歳半の子どもの夜間睡眠時間と関連する
Daytime nap and nighttime breastfeeding are associated with toddlers' nighttime sleep
どんな研究?
01 — Summary1歳半の子ども106人をアクティグラフィー(動き計測器)で7日間計測し、昼寝・夜間授乳・添い寝と夜間睡眠の関係を調べました。昼寝が長いほど夜間の睡眠時間が短くなる傾向があり、夜間授乳も夜間睡眠時間の短縮と関連していました。一方、添い寝そのものは夜間睡眠時間と明確な関連は示されませんでした。
要点
02 — Key points- 01昼寝時間が長いほど夜間睡眠時間が短い傾向がみられた(負の相関)
- 02夜間授乳は夜間睡眠時間の短縮と有意に関連していた
- 03添い寝(Co-sleeping)単独は夜間睡眠時間と有意な関連がなかった
観察研究のため因果関係は不明。サンプルサイズが106人と小さく、日本の単一地域のデータ。7日間の観察期間が代表性を持つか不確かである。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究(アクティグラフィー計測)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Scientific Reports
- 発表年
- 2021
- DOI
- 10.1038/s41598-021-81970-6
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related授乳方法と生後1年間の夜間睡眠時間の変化との関連
生後1年間にわたって193組の母子を追跡した研究で、授乳方法と乳児の夜間睡眠時間の関係を調べました。母乳の摂取量が多いほど夜間睡眠時間が長い傾向があり、この関連は月齢が上がるにつれて弱まりました。添い寝は母乳育児と関連していたものの、夜間睡眠時間そのものとは関連しませんでした。
チーズ・ヨーグルトの摂取と、幼児の睡眠時間との関係(6か月間の追跡)
チーズやヨーグルトを食べる頻度と、幼児(保育園・幼稚園年齢)の睡眠時間との関係を、221人の子どもで6か月間追って調べました。ヨーグルトと睡眠には関連が見られませんでしたが、チーズをよく食べる子(週7回以上)は、睡眠が足りない割合が低い傾向が見られました。
お母さんの夜間の対応が生後1か月の赤ちゃんの睡眠リズムに与える影響
生後1か月の赤ちゃんをもつお母さん1133人を対象にした調査で、夜中に赤ちゃんが目を覚ましたときのお母さんの対応が、赤ちゃんの睡眠・覚醒リズムに関係するかを調べました。お母さんがすぐに授乳や抱っこで応答する場合と比べ、少し様子を見てから対応するグループでは、赤ちゃんの夜間の睡眠リズムが整いやすい傾向がみられました。ただし、この研究だけで最適な対応を断定することはできません。