コホート研究

チーズ・ヨーグルトの摂取と、幼児の睡眠時間との関係(6か月間の追跡)

Association of cheese and yogurt intake with sleep duration in preschool-aged children: a 6-month prospective cohort study.

どんな研究?

01 — Summary

チーズやヨーグルトを食べる頻度と、幼児(保育園・幼稚園年齢)の睡眠時間との関係を、221人の子どもで6か月間追って調べました。ヨーグルトと睡眠には関連が見られませんでしたが、チーズをよく食べる子(週7回以上)は、睡眠が足りない割合が低い傾向が見られました。

要点

02 — Key points
  • 01チーズをよく食べる子で、睡眠が足りない割合が低い傾向
  • 02ヨーグルトと睡眠時間には関連が見られなかった
  • 03221人を6か月間追跡したコホート研究
読むときの注意 / Limitations

観察研究で対象は221人と少なく、チーズが直接睡眠をよくするとは言えません。食事や睡眠は保護者の回答にもとづき、家庭の生活習慣など他の要因も関係します。対象は中国の幼児で、結果の幅も大きいため、慎重に受け取る必要があります。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
前向きコホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
Frontiers in Nutrition
発表年
2025
DOI
10.3389/fnut.2025.1685564
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

関連する研究

06 — Related
2021 · 前向きコホート研究コホート研究

妊娠中のお母さんの魚の摂取と、赤ちゃんの睡眠時間(エコチル調査)

日本の「エコチル調査」の約8.7万組の親子を対象に、妊娠中のお母さんの魚の摂取量と、1歳の赤ちゃんの睡眠時間との関係を調べました。魚をよく食べていたお母さんの子どもほど、1歳で睡眠が11時間未満と短くなりにくい傾向が見られました。魚に含まれるオメガ3が、赤ちゃんの神経の発達を通じて睡眠に関わる可能性が示唆されています。

2019 · 出生コホート研究コホート研究

妊娠中のお母さんの発酵食品の摂取と、赤ちゃんの睡眠時間(エコチル調査)

日本の「エコチル調査」の約7.3万組の親子を対象に、妊娠中のお母さんの発酵食品(みそなど)の摂取と、1歳の赤ちゃんの睡眠時間との関係を調べました。妊娠中に発酵食品、特にみそをよく摂っていたお母さんの子どもほど、1歳で睡眠が11時間未満と短くなりにくい傾向が見られました。腸内細菌と体内時計の関わりが背景にあると考えられています。

2026 · 前向きコホート研究コホート研究

母乳育児と1歳児の睡眠時間:日本の大規模出生コホート(エコチル調査)

日本の大規模な出生コホート(エコチル調査)で、生後6か月までの授乳のしかたと、1歳のときの睡眠時間との関係を調べました。約8万3千組の親子のデータを分析したところ、最初の6か月に母乳で育てられた赤ちゃんは、ミルクだけで育った赤ちゃんに比べて、1歳のときに睡眠時間が短くなりにくい傾向がありました。