生活習慣や食べ物は、子どもの睡眠と関係する?
決まった就寝ルーティンや、乳製品、妊娠中の魚や発酵食品などが、子どもの睡眠の長さ・質と関連すると報告されています。いずれも関連であり、生活全体のリズムを整えることが基本です。
ランダム化比較試験を含むが多くは観察研究で、家庭の生活習慣など他の要因も関わるため。
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母乳育児は、赤ちゃんの睡眠と関係する?
母乳で育った赤ちゃんは、1歳のときに睡眠時間が短くなりにくいという大規模な報告がある一方、母乳の回数が多いほど睡眠の質はやや低めという小規模な報告もあり、結果は一致していません。いずれも観察研究のため因果とは言えず、母乳・ミルクの選択は家庭の事情によるもので優劣を決めるものではありません。
おくるみ(スワドリング)は、赤ちゃんの睡眠によい?注意点は?
おくるみをすると、赤ちゃんの静かな(深い)眠りが長くなり、眠りの状態が変わる回数が減る傾向があります。ただし安全のための注意が欠かせません。必ず仰向けで寝かせること、寝返りを始めたらおくるみをやめること、足や股関節は自由に曲げ伸ばしできるよう緩めにくるむこと(足を伸ばして固くくるむと発育性股関節形成不全のリスクが高まります)が大切です。また、ふだんおくるみをしていない赤ちゃんを急にきつくくるむと目が覚めにくくなり、乳幼児突然死のリスクを高めうる点にも注意してください。
食物繊維・水分・生活習慣の工夫は、子どもの便秘によい?
子どもの便秘(機能性便秘)では、まず治療として浸透圧性の下剤(PEG)が有効とされ、トイレトレーニングなど排便の習慣づくりも大切です。食物繊維や水分を十分にとること、運動などの生活習慣の見直しは、こうした治療を支える役割として勧められますが、それ単独でどれくらい効くかという根拠は限られており、研究の質も高くありません。気になる症状が続くときは自己判断せず医師に相談してください。
行動的な寝かしつけの工夫は、赤ちゃんの睡眠の問題を改善する?
就寝のお決まりの流れを整える、ひとりで眠りにつく力を促すなど、行動的な寝かしつけの工夫は、赤ちゃんの睡眠の問題を改善し、母親の気分の落ち込みも減らすと、複数のランダム化比較試験で示されています。方法に唯一の正解はなく、子どもの月齢・気質に合わせることが大切です。
生活習慣への取り組みは、子どもの肥満の予防・改善に役立つ?
子どもの空腹・満腹のサインに応じた食べさせ方や、運動・食事・行動を組み合わせた取り組みが、体重をほどよく保つ・改善することに役立つと報告されています。効果は中くらいで、家庭と環境の両面の工夫が大切です。