生後1年間の身体発育と神経発達との関連:日本子どもの健康と環境に関する全国調査
Physical growth and neurodevelopment during the first year of life: a cohort study of the Japan Environment and Children's Study
どんな研究?
01 — Summary日本の出生コホート研究で正期産の赤ちゃんを対象に、生後1年間の体重・身長の伸びが神経発達と関係するかを調べた研究です。体重・身長の増加が少ない赤ちゃんでは、神経発達の遅れがわずかに多い傾向が見られました。この傾向は男女で異なるパターンを示しました。ただし、関連は観察されたもので因果関係を示すものではありません。
要点
02 — Key points- 01生後1年間の体重・身長の増加が少ない正期産児では、神経発達の遅れがわずかに多い傾向があった
- 02身体発育と神経発達の関連パターンは男女で異なっていた
- 03早産・SGA児で確立されている関連が正期産児でも観察された
観察研究のため因果関係は示せない。発達評価は親の回答によるASQに基づく。体重・身長の測定は健診時のデータに依存し、測定誤差が含まれる可能性がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- BMC Pediatrics
- 発表年
- 2021
- DOI
- 10.1186/s12887-021-02819-3
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related出生時の胸囲頭囲比と子どもの神経発達との関連:日本子どもの健康と環境に関する全国調査
約8万4千人の日本の赤ちゃんを対象に、生まれたときの胸囲と頭囲の比(胸囲頭囲比)が3歳までの発達と関係するかを調べた研究です。胸囲頭囲比が低い(相対的に頭が大きい・胸が小さい)赤ちゃんは、コミュニケーション・運動・問題解決などの発達が遅れるリスクが約1.1〜1.4倍高い傾向がありました。ただし、この比率で個々の発達を予測する精度は限られており、診断ツールとしては十分ではありません。
乳児期から幼児期にかけての神経発達移行パターンの同定と下降遷移のリスク因子
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