帝王切開での出産と、3歳での肥満(日本のエコチル調査)
Caesarean section and childhood obesity at age 3 years derived from the Japan Environment and Children’s Study
どんな研究?
01 — Summary帝王切開で生まれた子どもが、3歳時点で肥満になりやすいかを、日本のエコチル調査の母子約6万組で調べた研究です。帝王切開で生まれた子どもは、経腟分娩の子どもに比べて、3歳での肥満のリスクがわずかに高めでした(約1.16倍)。ただし差はわずかで、帝王切開は多くの場合、医学的に必要で行われるものです。
要点
02 — Key points- 01日本のエコチル調査・母子約6万組を分析した研究
- 02帝王切開での出産と3歳での肥満のリスクがわずかに関連(約1.16倍)
- 03差はわずか
- 04帝王切開は多くが医学的に必要なもの
観察研究のため、帝王切開が肥満を直接引き起こすとは言えません(出産方法を選ぶ背景の要因も関わります)。差はごく小さく、帝王切開で生まれたことを心配する必要はありません。出産方法は安全を最優先に決められるものです。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Scientific Reports
- 発表年
- 2023
- DOI
- 10.1038/s41598-023-33653-7
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related妊娠中の抗菌薬の使用と、子どもの肥満(日本のエコチル調査)
妊娠中に抗菌薬(抗生物質)を使うことと、3歳時点の子どもの肥満との関係を、日本のエコチル調査の大規模データで調べた研究です。全体ではわずかな関連にとどまりましたが、妊娠中期・後期に抗菌薬を使った場合、女の子で3歳時点の肥満との関連がみられました。腸内細菌への影響などが背景にある可能性が考えられます。
妊娠中の喫煙・受動喫煙と、3歳での肥満(日本のエコチル調査)
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妊娠中の体重増加と、帝王切開(中国南西部の前向き出生コホート)
中国南西部の前向き出生コホート研究で、妊娠中の体重増加と帝王切開との関係を調べました。妊娠中に体重が増えすぎた場合、帝王切開になる割合が高い傾向が見られました。著者らは、その地域ではより慎重な体重増加の目安が必要であり、やせ気味の女性にも注意が必要だと述べています。