コホート研究
幼児期の外遊び習慣は小学生の肥満リスク低下と関連する(日本の縦断研究)
Outdoor playing during preschool was associated with a reduced risk of school-age obesity in Japan
どんな研究?
01 — Summary2001年に生まれた日本全国の子どもたちを追跡したコホート研究で、2歳半時点の外遊び習慣と7歳時点の肥満の関係を調べました。幼児期に外でよく遊ぶ習慣があった子どもは、小学校入学後の肥満リスクが低い傾向がみられました。
要点
02 — Key points- 012歳半時点での外遊び習慣は7歳時点の肥満リスク低下と関連
- 02日本全国の出生コホートを用いた縦断研究
- 03幼児期の外遊い習慣が将来の体重管理に影響する可能性を示す
読むときの注意 / Limitations
肥満の判定は親の申告による身長・体重から算出しており、正確性に限界がある。外遊び習慣と肥満の間には交絡因子(食事・家庭環境など)が多くある観察研究であり、因果関係は確認できない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 縦断コホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Acta Paediatrica
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.1111/apa.17441
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related2026 · スコーピングレビューメタアナリシス
運動・外遊びは、近視と肥満の両方の予防になる?(スコーピングレビュー)
子どもに増えている「近視」と「肥満」は同じ子に同時に起こりやすく、生活習慣という共通の背景があります。この両方の予防に運動や外での活動が役立つかを、13件の研究を整理したレビューです。運動不足や外で過ごす時間の少なさが、肥満のリスクと視力の悪さの両方と関連していました。外での活動は近視のリスクを下げ、肥満と近視のつながりも和らげる可能性が示されました。
2026 · 横断研究観察研究
体格(太り過ぎ・痩せ過ぎ)に関わらず、運動時間が多いほど体力が高い:全国調査による横断研究
日本の小学生約19,500人・中学生約10,600人を対象にした全国規模の調査で、体格(肥満・標準・痩せ)にかかわらず、運動時間が多い子どもほど体力テストの成績が高い傾向がみられました。肥満や痩せの体格でも、日頃から運動している子どもは体力が高めであることが示されています。
2026 · システマティックレビュー・メタアナリシスメタアナリシス
スマートフォン・タブレットの使用と子どもの過体重:システマティックレビューとメタアナリシス
5〜10歳の子どもを対象に、スマートフォンやタブレットの使用と過体重・肥満の関連を調べた研究をまとめたシステマティックレビュー・メタアナリシスです。使用時間が多いほど過体重リスクが高まる傾向が示されましたが、対象研究はいずれも観察研究であり、因果関係は確立していません。