思春期の超加工食品摂取と食の知識・スキル(フードリテラシー)の関係:中国重慶市の横断研究
Adolescents' ultra-processed food consumption status and its association with food literacy: a cross-sectional study in Chongqing, China.
どんな研究?
01 — Summary中国・重慶市の11〜17歳の青少年7,761人を対象に、食の知識・スキル(フードリテラシー)と超加工食品(スナック菓子・インスタント食品など)の摂取量の関係を調べました。フードリテラシーが高いほど、超加工食品の摂取量が少ない傾向が統計的に示されました。食の知識や料理スキルを高める教育が、不健康な食事習慣を減らすうえで有効かもしれません。
要点
02 — Key points- 01フードリテラシーが高い青少年ほど超加工食品摂取量が少ない傾向
- 02食知識・調理スキルの両方が関連していた
- 037,761人を対象にした大規模横断調査
横断研究のため因果関係は確定できません。中国の特定地域のデータであり、他の国への一般化には注意が必要です。自己申告による食事評価にも限界があります。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Frontiers in nutrition
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.3389/fnut.2025.1580200
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Relatedスペインの8〜12歳の子どもにおける超加工食品の摂取量と関連要因:INMAコホート横断分析
スペインのINMAコホートに参加した8歳(1565組)および12歳(314組)の母子ペアを対象に、超加工食品(スナックやインスタント食品など)の消費量と関連する要因を調べました。妊娠中に母親が超加工食品を多く摂取していると、子どもが8歳・12歳時点でも超加工食品を多く食べる傾向がありました。また、低い社会階層やテレビ視聴時間の長さも高い超加工食品摂取と関連していました。
子どもと青少年における食品・食品群の摂取と過体重・肥満リスクの関連:システマティックレビューとメタアナリシス
2〜19歳の子ども・青少年を対象にした縦断研究23件のレビューとメタアナリシスで、加糖飲料(砂糖入り飲料)の摂取は体重増加と正の関連があることが示されました。超加工食品も肥満リスクと関連する可能性がありますが、高脂肪乳製品は逆に肥満リスクと負の関連を示した研究もありました。ただし、いずれのエビデンスの確実性も「低い〜非常に低い」と評価されました。
2歳までの超加工食品の多い食事と、成長・肥満(システマティックレビュー)
米国政府プロジェクトの一環として、2歳までの乳幼児で、超加工食品(加工度の高い食品)が多い食事と、成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。この年齢層については、結論を出せるだけの十分な研究がなく、関係があるともないとも言えない(評価不能)と整理されました。