保護者のシフト勤務と子どもの睡眠行動の関連:医療従事者サンプルによる研究
Associations between parental shift work and children's sleep behavior in a sample of health care workers
どんな研究?
01 — Summary医療従事者770人の保護者を対象に、シフト勤務の有無と子どもの睡眠の関連をオンライン調査で調べました。シフト勤務をしている家庭としていない家庭の間で、子どもの睡眠時間や全般的な睡眠の質に大きな差は見られませんでした。ただし、保護者の仕事への満足度や保護者自身の睡眠の質が、子どもの睡眠時随伴症(パラソムニア)のスコアと関連する可能性が探索的に示されました。
要点
02 — Key points- 01シフト勤務の有無で子どもの睡眠時間・睡眠の質に大きな差はなかった
- 02保護者自身の睡眠の質や仕事への満足度が子どもの睡眠時随伴症と関連する可能性がある
- 03これまで懸念されていた「親のシフト勤務→子の睡眠悪化」の直接的な関連は示されなかった
横断研究のため因果関係は不明。睡眠は親の報告による評価であり客観的測定ではない。医療従事者に限定されているため一般化には注意が必要。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Sleep Medicine
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1016/j.sleep.2025.106895
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related地域の暴力(コミュニティバイオレンス)が子どもの睡眠に与える影響:システマティックレビュー
地域内の暴力(銃撃音、犯罪など)への暴露が子どもの睡眠に与える影響を調べた研究を系統的にまとめた論文です。地域の暴力にさらされた子どもは、睡眠の短縮、不眠、悪夢などの睡眠の問題を持ちやすい傾向があることが示されました。安全な生活環境が子どもの睡眠・発達を守るために重要であることが示唆されます。
妊娠中の発酵食品摂取と3歳時の子どもの睡眠時間の関連:エコチル調査
エコチル調査(日本環境と子どもの研究)のデータを用いて、妊娠中の発酵食品摂取と3歳時の子どもの睡眠時間との関連を約6万4千組の親子で調べました。妊娠中にチーズを多く摂った母親の子どもは、3歳時に10時間未満しか眠らないリスクがやや低い傾向がみられました(第4四分位のオッズ比0.85)。ただし、この関連は限定的なものとされています。
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