ESDM(早期スタートデンバーモデル)の介入スタイル・強度別にみた自閉症児の発達軌跡
Early developmental trajectories associated with different styles and intensities of ESDM-based community intervention
どんな研究?
01 — Summary自閉スペクトラム症(ASD)の幼い子ども112人を対象に、週6時間の高強度ESDMと週3時間の低強度ESDM、および通常の療育(TAU)を6か月間比較した観察研究です。高強度ESDMを受けた子どもは、言語・対人スキル・認知など複数の領域で通常療育より急速な発達の伸びを示す傾向がありました。興味深いことに、週3時間の低強度ESDMでも、週6時間の通常療育と比べて同等以上の発達の伸びが見られました。
要点
02 — Key points- 01高強度ESDM(週6時間)はすべての発達領域で通常療育より急速な伸びと関連した
- 02低強度ESDM(週3時間)は、倍の時間の通常療育と比べても同等以上の発達の伸びと関連した
- 03ESDM群では社会・適応行動が言語発達を予測し、通常療育群では認知スキルが予測する因子だった
非ランダム化の観察研究であり、グループ割り当ては選好や臨床判断によるため交絡がある。単施設・6か月という短期間の追跡のため長期的な効果は不明。結果の一般化には大規模なランダム化試験が必要。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 非ランダム化観察研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Journal of Neurodevelopmental Disorders
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1186/s11689-026-09698-w
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Relatedエビデンスに基づく早期介入を受けても話し言葉を獲得しない自閉スペクトラム症の子どもの割合とプロフィール
707人の自閉スペクトラム症の幼児を対象に、早期言語介入を受けた後の話し言葉の習得状況を調べました。介入前に話し言葉がなかった子どもの約3分の2は、介入後に単語以上の言語を使えるようになりました。一方で約3分の1は話し言葉の段階に進まなかった傾向があります。基礎スコアの低さや介入期間の短さが言語習得に関係していた可能性があります。
自閉症の子どもと若者の発達支援における最新知見
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自閉スペクトラム症の子どもに対する応用行動分析(ABA)療法はコミュニケーション能力を高めるか:系統的文献レビュー
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