サウジアラビアの5歳未満児における二重栄養負荷の有病率と規定因子:横断研究
Double burden of malnutrition among children under five years in Saudi Arabia: a cross-sectional study of prevalence and determinants
どんな研究?
01 — Summaryサウジアラビアのタイフ市の5歳未満の子ども482人を対象にした横断研究で、低身長(29.5%)と過体重・肥満(19.3%)が同じ集団に共存することが示されました。低出生体重・生後6か月前からの補完食導入・繰り返す感染症が低身長と関連し、過体重・肥満は乳製品・ファストフードの多い食事と関連していました。
要点
02 — Key points- 01低身長(29.5%)と過体重・肥満(19.3%)が同じ集団に共存する「二重栄養負荷」が確認された
- 02低出生体重・早期補完食・繰り返す感染症が低身長と関連した
- 03乳製品・ファストフードの多い食事と繰り返す下痢が過体重・肥満と関連した
横断研究のため因果関係は不明。単一都市の一次医療機関受診者のデータであり一般化には限界がある。食事内容は保護者への問診による自己報告で誤差の可能性がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Frontiers in Nutrition
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.3389/fnut.2026.1830062
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related栄養不良とワクチン(麻疹・破傷風・Hib)への抗体反応:南アフリカ就学前児のVHEMBEコホート研究
南アフリカの621人の就学前児を追跡した研究で、低身長(発育不良)の子どもはワクチンへの抗体反応が低い可能性が示されました。3.5歳時に低身長だった子どもは5歳時の麻疹・破傷風・Hibワクチンへの抗体力価が約24〜27%低い傾向が見られました。栄養状態がワクチンの防御効果に影響する可能性が示唆されます。
ブラジルの子どもにおける二重栄養負荷の有病率と理想的な心血管健康との関連
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母親のやせ(低BMI)と子どもの複合的栄養不良との関係:システマティックレビューとメタアナリシス
母親の妊娠前・妊娠期の低体重(BMI低値)が、5歳未満の子どもの発育不良・消耗症・低体重の組み合わせ(複合的栄養不良)とどう関係するかを、19研究・53万6840組の母子データを統合して検討した。低体重の母親を持つ子どもは、標準体重の母親を持つ子どもに比べて複合的栄養不良のリスクが約34%高い傾向が示された。この関係はアジア・アフリカともに認められたが、アジアではより強く、地域差もある。