先住民族セリの子どもにおける過体重と脂質異常症:有病率と関連因子の横断研究
Excess Weight and Dyslipidemia in Seri (Comcáac) Indigenous Children: A Cross-Sectional Study of Prevalences and Associated Factors.
どんな研究?
01 — Summaryメキシコの先住民族セリの3〜11歳の子ども154人を調べた横断研究です。就学年齢の子どもの約33%が過体重・肥満、46%が脂質異常症(コレステロール異常)でした。お母さんのBMI、超加工食品の摂取量、睡眠時間の短さなどが体格の悪化と関連していました。
要点
02 — Key points- 01就学年齢の子どもの32.8%が過体重・肥満、46.1%が脂質異常症だった
- 02母親のBMIが高いほど、子どものBMIも高い傾向があった
- 03超加工食品からのエネルギー摂取割合が高いほど脂質異常症になりやすかった
横断研究のため因果関係は不明です。サンプル数が少なく、特定の先住民族集団を対象にしているため一般化には限界があります。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Epidemiologia
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.3390/epidemiologia7030084
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related子どもと青少年における食品・食品群の摂取と過体重・肥満リスクの関連:システマティックレビューとメタアナリシス
2〜19歳の子ども・青少年を対象にした縦断研究23件のレビューとメタアナリシスで、加糖飲料(砂糖入り飲料)の摂取は体重増加と正の関連があることが示されました。超加工食品も肥満リスクと関連する可能性がありますが、高脂肪乳製品は逆に肥満リスクと負の関連を示した研究もありました。ただし、いずれのエビデンスの確実性も「低い〜非常に低い」と評価されました。
2歳までの超加工食品の多い食事と、成長・肥満(システマティックレビュー)
米国政府プロジェクトの一環として、2歳までの乳幼児で、超加工食品(加工度の高い食品)が多い食事と、成長・体型・肥満との関係を調べたシステマティックレビューです。この年齢層については、結論を出せるだけの十分な研究がなく、関係があるともないとも言えない(評価不能)と整理されました。
超加工食品の導入時期と乳児の栄養状態:ブラジル出生コホートからのエビデンス
ブラジルのコホート研究(518人)で、超加工食品(インスタント食品・スナックなど)を早い時期から与えた乳児では、12ヶ月時点で肥満(過体重)のリスクが高い傾向が見られました。離乳食の時期における超加工食品の開始時期が、乳児期の栄養状態に関係する可能性を示しています。