プレバイオティクス・プロバイオティクス強化の発酵乳ベビードリンクが乳幼児の健康に与える影響
Fermented milk-based baby drinks fortified by prebiotics and probiotics: impact on the health of infants and young children
どんな研究?
01 — Summary乳幼児向けのプロバイオティクス・プレバイオティクスを添加した発酵乳飲料が、乳幼児の健康(免疫・腸内細菌叢・アレルギー予防など)に与える影響をレビューしています。早期からの機能性栄養の活用が複数の疾患予防に貢献できる可能性が示唆される一方、人体への長期的影響や最適な用量・タイミングはまだ明確でないとされています。
要点
02 — Key points- 01プロバイオティクス・プレバイオティクス配合の発酵乳が乳幼児の免疫や腸内細菌叢に影響する可能性がある
- 02早期からの機能性栄養摂取がアレルギーや代謝疾患の予防につながる可能性が示唆されている
- 03最適な用量・種類・投与時期についてのエビデンスはまだ不十分
ロシアの医学雑誌掲載のレビューであり、査読プロセスや系統性が不明確。本論文は独自の臨床データを持たない解説文であり、推奨の根拠となるエビデンスの質は不明。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 解説・総説
- エビデンス強度
- 総説・その他
- 掲載誌
- Russian Journal of Woman and Child Health
- 発表年
- 2022
- DOI
- 10.26442/26586630.2022.2.201551
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related生後6か月〜5歳の子どもの上気道感染(かぜ)に対するL. plantarumとP. acidilacticiのプロバイオティクス:ランダム化二重盲検試験
生後6か月から5歳で、専門医がのどの炎症をともなうかぜ(多くはウイルス性)と診断した子ども75人を、プロバイオティクスを飲むグループと、見た目が同じ偽薬を飲むグループに無作為に分けて15日間くらべた研究です。プロバイオティクスのグループでは、熱が出ていた日数が平均で約1.1日、痛みや不快感のあった日数が約0.7日短くなったと報告されています。重い副作用の違いは見られませんでした。
プロバイオティクスを投与された超早産児の腸内細菌叢:入院から退院までの変化
在胎32週未満・1500g未満の超早産児にプロバイオティクスを投与した際の腸内細菌叢の変化を、入院から退院まで追跡しました。プロバイオティクス投与に伴い、有益とされる細菌(ビフィズス菌など)が増加し、腸内細菌叢の多様性にも変化がみられました。ただし、個人差が大きく、投与した菌株の定着には差があることも明らかになりました。
プロバイオティクスを補充した超早産児の腸内細菌叢の特徴
在胎32週未満・1500g未満で生まれた早産児71人の腸内細菌叢を入院時と退院時で比較しました。時間経過とともに菌の組成が大きく変化し、入院時は黄色ブドウ球菌属が多く、退院時にはラクトバチルスなどが増加しました。敗血症や未熟児網膜症がある児では腸内細菌の多様性が低い傾向にあり、母乳のみで育った児と比べて人工乳も与えられた児では多様性が低かった可能性が示唆されました。