プロバイオティクスは、赤ちゃんの疝痛(コリック)やお腹の調子によい?
ある種のプロバイオティクス(L. reuteriという菌)は、母乳で育つ赤ちゃんで泣く時間が減りやすい傾向が報告されています。ただしミルク(人工乳)で育つ赤ちゃんでは効果がはっきりせず、研究ごとのばらつきも大きいため、すべての子に当てはまるとは言えません。使う前に医師に相談してください。
母乳で育つ赤ちゃんでは泣く時間が減りやすい傾向が示される一方、ミルクで育つ赤ちゃんでは効果がはっきりせず、結果が一貫していない。今回ひも付けた根拠は総説(ナラティブレビュー)と観察研究中心で、RCTをまとめた質の高いまとめは含まれないため、確実性は低いとした。
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プロバイオティクスは、子どもの感染症(かぜ・下痢)を防ぐ?
ある種のプロバイオティクスは、子どもの下痢が続く期間を短くしたり、かぜや下痢の回数を減らしたりする可能性が、ランダム化比較試験やそのまとめで示されています。ただし効果は大きくなく、使う菌の種類によって結果が異なり、呼吸器の感染(かぜ)では効果がはっきりしない研究もあります。万能の予防法ではないため、使う前に医師に相談してください。
プロバイオティクスは、子どもの食物アレルギーの予防に役立つ?
妊娠中や乳児期のプロバイオティクス(体によいとされる菌)の摂取が、子どもの食物アレルギーのリスクをやや下げる方向と関連するという研究があります。ただし効果は大きくなく、どの菌が有効かははっきりしません。自己判断ではなく医師に相談を。
抱っこ・おんぶ(ベビーウェアリング)は、赤ちゃんの泣き(コリック)をやわらげる?
抱っこやあやし方など、保護者が体に触れて関わるケアは赤ちゃんの泣きや家庭の負担をやわらげる可能性がありますが、抱っこ・おんぶそのものを直接調べた質の高い研究は乏しく、現時点では根拠は限定的です。
食物繊維・水分・生活習慣の工夫は、子どもの便秘によい?
子どもの便秘(機能性便秘)では、まず治療として浸透圧性の下剤(PEG)が有効とされ、トイレトレーニングなど排便の習慣づくりも大切です。食物繊維や水分を十分にとること、運動などの生活習慣の見直しは、こうした治療を支える役割として勧められますが、それ単独でどれくらい効くかという根拠は限られており、研究の質も高くありません。気になる症状が続くときは自己判断せず医師に相談してください。
赤ちゃんの腸内細菌(マイクロバイオーム)は、発達や免疫と関係する?
赤ちゃんの腸内細菌は、免疫の育ちや発達と関連すると複数の総説・観察研究で報告されています。出産方法・母乳/ミルク・抗生物質などが細菌の構成に影響します。ただし関連であって因果関係が証明されたわけではなく、細菌を整えれば発達や病気を確実に左右できるという意味ではありません。