5〜6歳児の心拍・身体活動・睡眠・自律神経と運動能力の24時間連続測定による関係
Relationship Between Heart Rate, Physical Activity, Sleep, Autonomic Nervous System and Motor Performance in 5-6-Year-Old Children Measured Continuously For 24 Hours
どんな研究?
01 — Summary幼稚園児(5〜6歳)を対象に24時間連続でホルター心電図を用いて身体活動・睡眠・自律神経を計測し、運動能力テストとの関連を調べました。男児は女児より基礎代謝・身体活動量・エネルギー消費が有意に高く、起床時の平均心拍数や25m走タイムにも関連がみられ、幼児期の活発な遊びの重要性が示唆されました。
要点
02 — Key points- 01男児は女児より身体活動量・脂肪燃焼・総エネルギー消費が有意に高い
- 02起床時の心拍数は25m走タイムと有意な相関
- 03走る・跳ぶ・投げるが得意な男児は生理データも良好な傾向
小規模研究で対象は幼稚園児のみ。横断的な観察であり因果関係は不明。測定に専用機器が必要なため、一般への応用には限界がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 横断研究(24時間ホルター記録)
- エビデンス強度
- 観察研究
- 掲載誌
- Advances In Image and Video Processing
- 発表年
- 2024
- DOI
- 10.14738/aivp.125.17487
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related親の身体活動・体力と未就学児の運動能力・体格・24時間の動きの関連:横断研究
スペインの4〜6歳の子ども161人と親を対象に、親の身体活動や体力と子どもの運動能力・体格・日常の活動量の関連を調べた研究です。親のMVPA(中〜高強度の身体活動)や体力は子どもの運動能力・体格とは有意な関連を示しませんでしたが、母親の体力が高い場合、子どもの睡眠時間・身体活動量が多く、座位時間が少い傾向がみられました。また、父親のMVPAが高いほど子どもの身体活動量も多い傾向がありました。
幼児の身体活動・睡眠・座位行動と心の健康の関連:ドイツの子どもを対象とした研究
ドイツの2〜6歳の子ども212人を対象に、身体活動・睡眠・座位行動(不活動)と精神的健康との関連を調べました。子どもたちは1日平均約252分の中〜高強度身体活動と約480分の睡眠をとっていました。身体活動の強度と座位時間・睡眠効率との間に関連がみられましたが、精神的健康(SDQスコア)との直接的な関連は確認されませんでした。幼児期の24時間の動きのパターンを継続的に把握することが大切だと示唆されています。
5〜10歳児の身体活動・体力・運動能力の関係:システマティックレビュー
2020〜2025年に発表された13件の観察研究(5〜10歳の子ども対象)をもとに、身体活動・体力・運動能力の3つの関係を整理しました。運動能力が高い子どもは身体活動量が多く体力も高い傾向があり、特に客観的指標で測定した研究でこの関連が明確でした。ただし研究の質や方法にばらつきがあり、エビデンスの確実性は「低〜中程度」と評価されています。