完全母乳育児は後期早産と消化器感染症の悪影響を和らげる:全国コホート研究
Exclusively Breastfeeding Modifies the Adverse Association of Late Preterm Birth and Gastrointestinal Infection: A Nationwide Birth Cohort Study
どんな研究?
01 — Summary日本の全国調査データをもとに、正期産児と後期早産児(在胎35〜36週)あわせて31,578人を対象にした大規模コホート研究です。後期早産児は正期産児と比べて全疾患・呼吸器・消化器感染による入院リスクが高い傾向がありました。ただし、完全母乳育児をしている後期早産児では消化器感染による入院リスクの増加がみられなかった点が注目されています。
要点
02 — Key points- 01後期早産児は全疾患入院リスクが約1.6倍、消化器感染リスクが約1.7倍高い傾向
- 02完全母乳育児の後期早産児では消化器感染リスクの増加がみられなかった
- 03呼吸器感染のリスクは母乳の有無にかかわらず後期早産児で高かった
観察研究であり関連であって因果関係を示すものではない。母乳育児の継続期間や量の詳細は不明。交絡因子を完全に排除できない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- コホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Breastfeeding Medicine
- 発表年
- 2020
- DOI
- 10.1089/bfm.2020.0064
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related健康な乳幼児の排便習慣と機能性便秘——出生コホートによる縦断研究
122人の健康な正期産児を対象に生後2.5年間の排便習慣を縦断的に追跡しました。5人に1人(22.1%)に機能性便秘が見られ、再発も多く長期的な対応が必要でした。生後2週間の母乳育児は、その後の機能性便秘のリスク低下と関連していました。排便回数は生後6か月頃まで減少し安定し、月齢が上がるにつれて硬い便が増える傾向がありました。
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