コホート研究

母乳育児の期間と認知発達の関連:幼少期から青年期中頃まで

Associations of breastfeeding duration and cognitive development from childhood to middle adolescence

どんな研究?

01 — Summary

オーストラリアの大規模縦断コホート(約8600〜8600人)で、母乳育児の期間が長いほど5〜9歳の語彙力や7〜11歳の非言語知能が高い傾向があることが示されました。一方で、15歳時点の実行機能(注意・計画能力)との有意な関連は見られませんでした。母乳期間と認知発達の間には量反応関係の傾向があるものの、観察研究のため因果関係とはいえません。

要点

02 — Key points
  • 01母乳育児が長いほど5〜9歳の言語スキルが有意に高かった(β=0.05, p<0.0001)
  • 027〜11歳の非言語知能にも有意な正の関連が見られた(β=0.02, p<0.001)
  • 0315歳の実行機能との有意な関連はなかった
読むときの注意 / Limitations

観察研究のため交絡因子(親の教育水準・社会経済的地位など)の影響を完全には除けない。因果関係ではなく関連にとどまる。母乳の情報は一部回顧的で測定誤差の可能性がある。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
縦断コホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
Acta Paediatrica
発表年
2023
DOI
10.1111/apa.16837
出典
OpenAlex

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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