1歳時のテレビ・DVD視聴時間と3歳時の慢性便秘リスクの関連:エコチル調査
Association between TV/DVD screen exposure time at age 1 and risk of chronic constipation at age 3: the Japan Environment and Children's Study.
どんな研究?
01 — Summary日本の約63,700人の乳幼児を対象にした大規模コホート研究で、1歳時のテレビ・DVD視聴時間が長いほど3歳時に慢性便秘になりやすい傾向が見られました。1日4時間以上見ていた子どもでは便秘リスクが統計的に高い傾向が示されましたが、詳細な因果関係は不明です。身体活動の減少や腸の動きへの影響が関係している可能性が考えられます。
要点
02 — Key points- 011歳時のテレビ視聴時間が長い(特に1日4時間以上)ほど3歳時の慢性便秘リスクが高い傾向
- 0263,697人を対象とした大規模前向き研究
- 03性別による交互作用も検討されている
観察コホート研究であり因果関係は不明。テレビ視聴時間は保護者の報告に基づく。身体活動・食事・睡眠など他の生活習慣との交絡の可能性がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Environmental Health and Preventive Medicine
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1265/ehpm.25-00109
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related乳幼児の運動・栄養・睡眠を改善するための親向けデジタル介入:システマティックレビュー
0〜5歳の子どもを対象に、親向けのデジタル介入(アプリ・ウェブサイトなど)が身体活動・栄養・睡眠に与える効果をまとめたシステマティックレビューです。RCTを対象に7つのデータベースを検索した結果、デジタル介入は一部の健康行動(特に睡眠や授乳)に改善の可能性が示されましたが、全体として効果はまちまちで、エンゲージメント(継続使用)が大きな課題であることが明らかになりました。
赤ちゃんへのマッサージに関する科学的知見の整理——系統的文献レビュー 2006〜2011年
2006〜2011年に発表された乳幼児マッサージに関する臨床比較試験29本(計1,670人)をまとめたシステマティックレビューです。マッサージは体重増加、健康状態、睡眠、行動発達に良い影響があり、母親の気分の改善にも役立つ可能性が示されました。有害な影響は報告されていませんでした。
乳児コリックへの手技的ケア:エビデンスのスコーピングレビュー
赤ちゃんのコリック(理由のはっきりしない激しい泣き)に対して、おなかのマッサージや軽く体に触れる施術など、手で行う非薬物的なケアが効くかをまとめたレビューです。2012年以降のランダム化比較試験7件を集めたところ、5件で1日の泣く時間が短くなり、3件で睡眠時間が延びたと報告されていました。ただし研究ごとに方法や測り方がばらばらで、まとめて統計処理はできませんでした。