ランダム化比較試験

妊娠・授乳期の少量脂質系栄養補助食品(SQ-LNS)が子どものコルチゾール濃度に与える影響

Effect of Small-Quantity Lipid-Based Nutrient Supplementation on Children's Cortisol Concentration

どんな研究?

01 — Summary

ガーナで行われたランダム化比較試験(iLiNS-DYAD)を用いて、妊娠・授乳中の母親と乳児期(6〜18か月)の子どもへの栄養補助食品(SQ-LNS)投与が、9〜11歳時のストレスホルモン(コルチゾール)に影響するか調べました。全体ではSQ-LNS群と対照群に差はありませんでしたが、母親の教育歴が低いグループでは、SQ-LNS群の子どものコルチゾールが有意に低く、栄養補充が社会経済的不利の一部を補う可能性が示されました。

要点

02 — Key points
  • 01SQ-LNS全体としては9〜11歳時の毛髪コルチゾールに有意差なし
  • 02母親の教育年数が少ない家庭では、SQ-LNS群で対照群よりコルチゾールが低い傾向(p=0.031)
  • 03母親の教育水準が効果修飾因子として機能した(交互作用p=0.043)
読むときの注意 / Limitations

毛髪コルチゾールはHPA軸活動の間接指標であり解釈に限界がある。探索的分析に基づく所見であり、確証的な結論は引き出せない。ガーナの農村部の結果が他の地域に一般化できるかは不明。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
ランダム化比較試験参加者を無作為に分けて比較する、信頼性の高い試験。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
ランダム化比較試験(二次解析)
エビデンス強度
ランダム化比較試験
掲載誌
Maternal and Child Nutrition
発表年
2026
DOI
10.1111/mcn.70197
出典
OpenAlex

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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