遊びの要素に着目した走運動プログラムの開発
遊びの要素に着目した走運動プログラムの開発
どんな研究?
01 — Summary子どもは1〜3歳ごろに歩行・走行の能力を習得しますが、車や乗り物の利用増加や外遊びの減少により、走る力の低下が懸念されています。この研究では、「競争」「チャンス」「浮遊感」などの遊び要素を組み込んだ走運動改善プログラムを開発・提案しています。短距離走やジャンプなどの活動を通じて楽しみながら走りの技能を高めることをねらいとしています。
要点
02 — Key points- 01現代の子どもは外遊びの機会減少により走る力が低下していることが背景として示された
- 02「競争」「チャンス」「浮遊感」の遊び要素を組み込んだ走運動プログラムを提案
- 03プログラム開発・提案の段階であり、大規模な効果検証はこれから
プログラムの開発・提案段階の報告であり、対照群との比較など実証的な効果測定は限定的。エビデンスとしては初期段階にとどまる。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- プログラム開発・報告
- エビデンス強度
- 総説・その他
- 掲載誌
- Institutional Repositories DataBase (IRDB)
- 発表年
- 2025
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related外遊びと、子どもの体組成・運動能力(山梨のエコチル付随研究)
外遊びの習慣が、子どもの体つき(体組成)や運動能力とどう関わるかを、日本のエコチル調査に参加した8歳の子ども494人で調べた研究です。外遊びが多いグループは、50m走や立ち幅跳びなどの運動能力の結果が良く、とくに男の子で顕著でした。女の子では筋肉量が多めなど、外遊びと体づくりの良い関係がみられました。
5〜10歳児の身体活動・体力・運動能力の関係:システマティックレビュー
2020〜2025年に発表された13件の観察研究(5〜10歳の子ども対象)をもとに、身体活動・体力・運動能力の3つの関係を整理しました。運動能力が高い子どもは身体活動量が多く体力も高い傾向があり、特に客観的指標で測定した研究でこの関連が明確でした。ただし研究の質や方法にばらつきがあり、エビデンスの確実性は「低〜中程度」と評価されています。
子どもと青少年における活発な外遊びと健康の関連:アンブレラレビュー
6つのシステマティックレビューを統合したアンブレラレビューで、子ども・青少年を対象とした研究では、活発な外遊びが身体的健康・社会的健康・精神的健康のいずれとも好ましい方向で関連していました。特に精神的健康については全年齢で71%の研究が肯定的な関連を示しており、外遊びが子どもの多面的な健康に役立つ可能性が示唆されています。ただし、因果関係についての証拠は部分的にとどまります。