子どもの「成長痛」には、何が関係する?
ビタミンDの低さや骨密度、関節のゆるさ・活発な活動との関連が観察されていますが、原因と言えるほどははっきりしていません。
裏づけは観察研究をまとめた1件のメタアナリシスのみで(質:中)、要因が成長痛を引き起こすことは示せません。質の高い研究(RCT)が無く、要因も複数で関連の強さもまちまちのため「低い」としました。
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ビタミンDは、子どもの健康(骨・感染)によい?
十分なビタミンDは、子どもの身長の伸びや骨の健康、感染への抵抗に関わると報告されています。一方で、ぜんそくを予防する効果ははっきりしていません。サプリの利用は量を守り、医師に相談してください。
カルシウムの補給は、子どもの骨や血圧によい?
カルシウムの補給は、子どもの骨の量を増やしたり、血圧をやや下げたりする可能性が、ランダム化比較試験で示されています。ただし効果は小さめで、骨への効果は補給をやめた後も続くとは限らず、身長を伸ばす効果は確認されていません。
体を動かす運動は、子どもの骨を強くする?
ジャンプや走る動きなど、体重がかかる中〜高強度の運動は、子どもや若者の骨の強さや骨密度を高める可能性が報告されています。とくに運動の「量」より「強さ」が関係し、カルシウムなどの栄養が足りていることも大切と考えられます。ランダム化比較試験のレビューもありますが、運動だけの効果を切り分けにくく、長期の影響ははっきりしないため、断定はできません。
妊娠中のビタミンDは、子どもの発達や成長によい?
妊娠中のビタミンDが、子どもの記憶などの認知や体の成長とよい方向で関連するという研究があります。ただし効果は大きくなく、はっきりしていません。自己判断での大量摂取は避け、摂取は医師に相談してください。
子どものぜんそく(喘鳴)には、何が関係する?
乳幼児期の呼吸器ウイルス感染(細気管支炎・ライノウイルスなど)や抗菌薬の使用、大気汚染、アレルゲンへの反応などが、子どものぜんそくや喘鳴と関連するという報告が複数あります。いずれも観察研究が中心で、関連であって原因と結果(因果)の証明ではありません。要因は一つではなく、複数が重なると考えられています。