乳幼児へのワクチン接種は、細菌性髄膜炎(肺炎球菌・B群溶連菌など)を防ぐ?
インドでの肺炎球菌ワクチン(PCV)導入後に肺炎球菌性髄膜炎の割合が低下したことを報告した観察研究があり、ワクチンによる予防効果を示唆しています。ただし1件の病院ベース観察研究のみで因果関係は示せず、確実性は低いと評価されます。
単一の病院ベース観察研究(センチネルサーベイランス)のみ。ワクチン接種率などの交絡因子を完全に調整できておらず、因果関係は不明。対象がインドの特定病院群に限られ日本への一般化も限定的。RCTは実施困難(比較群にワクチンを与えない試験は倫理上困難)なため観察研究が証拠の上限になる部分もある。確実性は低い。
※ このテーマは、その要因を人に割り当てて比べること(ランダム化比較試験)が 倫理上・現実的にできないため、構造的に「質:高い」の研究は得られません。 観察研究が最良の証拠であり、確実性が「中」や「低い」にとどまるのはそのためです。
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乳幼児へのインフルエンザワクチンは、高用量の方が低用量より効果が高い?
中国で行われたランダム化比較試験では、高用量(0.5 mL)の4価インフルエンザワクチンは低用量(0.25 mL)より強い免疫応答(抗体価)を示し、安全性は同程度でした。ただしこの研究は抗体価(免疫原性)を主な指標としており、実際のインフルエンザ発症を防ぐ効果(有効性)を直接評価したものではありません。現時点では1件の試験にとどまり、結果の解釈には注意が必要です。
新生児へのRSV予防薬(ニルセビマブ)は、保護者に受け入れられている?
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RSV(RSウイルス)予防薬(パリビズマブ・ニルセビマブ)は、早産で生まれた赤ちゃんの重篤な感染を防げる?
3件のRCT(計2,464例)をまとめたメタアナリシスでは、パリビズマブが在胎29〜35週の早産児における医療受診を要するRSV感染を70.5%減少させることが示されました。ニルセビマブとの有効性はおおむね同等でした。対象は在胎29〜35週の早産児に限られており、より早産の児への一般化には注意が必要です。
母乳に重金属などの汚染物質が含まれることはある?赤ちゃんへの影響は?
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妊娠中の葉酸摂取は、赤ちゃんの川崎病リスクと関係する?
日本の大規模出生コホート研究で、妊娠中の母親の血中葉酸が高い、または妊娠中期・後期まで葉酸サプリを続けた場合に、生後1年以内の川崎病発症リスクが低い傾向が示されました。ただし観察研究1件のみの知見で、関連であって因果ではありません。今後の研究による確認が必要です。