メタアナリシス

早産の新生児におけるおしゃぶりの使用と乳児期の母乳育児の関連 — システマティックレビュー

Correlation between Pacifier Use in Preterm Neonates and Breastfeeding in Infancy: A Systematic Review.

どんな研究?

01 — Summary

早産で生まれた赤ちゃんのおしゃぶりの使用と、その後の母乳育児との関係を調べた10件の研究をまとめたレビューです。結果は研究の種類によって分かれ、観察研究では「おしゃぶりを使うと母乳育児が短くなる」という関連が多く見られた一方、ランダム化比較試験では逆に良い方向の結果が見られました。著者は、おしゃぶり(栄養を伴わない吸う動き)が経管栄養から口での授乳への移行を助け、退院を早める可能性があるとしつつ、母乳育児との関係はほかの要因も絡んで複雑だと整理しています。

要点

02 — Key points
  • 01早産児を対象に、おしゃぶりの使用と乳児期の母乳育児の関係を調べた10件の研究をまとめたレビュー。
  • 02観察研究の多くは「おしゃぶりと母乳育児期間の短さ」との関連を示した。
  • 03ランダム化比較試験では、むしろ良い方向の結果が見られ、結論は研究デザインで分かれた。
  • 04おしゃぶりは早産児で経管栄養から口での授乳への移行を助け、早い退院と関連する可能性がある。
  • 05おしゃぶりと母乳育児の関係は、ほかの要因も影響するため単純ではない。
読むときの注意 / Limitations

観察研究で見られた関連は因果関係を示すものではありません。研究の種類で結論が分かれており、結果を一つにまとめにくい点に注意が必要です。海外の早産児が対象で、日本の状況とは異なる場合があります。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
メタアナリシス複数の研究をまとめて分析。最も信頼性が高いとされる。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
システマティックレビュー(観察研究と一部の比較試験のまとめ)
エビデンス強度
メタアナリシス
掲載誌
Children (Basel)
発表年
2022
DOI
10.3390/children9101585
出典
Europe PMC

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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