コホート研究

妊娠中の母親が複数の持病をもつことと、子どもの発達の関係(日本のエコチル調査)

Association between maternal multimorbidity and neurodevelopment of offspring: a prospective birth cohort study from the Japan Environment and Children's Study

どんな研究?

01 — Summary

日本の大規模調査「エコチル調査」の約10万組を対象に、妊娠中の母親が複数の慢性的な病気(持病)をもつことと、子どもの発達との関係を調べた研究です。持病が1つの母親の子どもは、持病のない母親の子どもと発達の遅れの割合が同じくらいでしたが、2つ以上の持病をもつ母親の子どもでは、発達の遅れがみられる割合がやや高めでした。

要点

02 — Key points
  • 01日本のエコチル調査・約10万組を分析した大規模コホート研究
  • 02持病が1つの場合は、持病なしと発達の遅れの割合は同程度
  • 032つ以上の持病をもつ母親の子では発達の遅れがやや高め
  • 04妊娠前からの持病の管理が大切な可能性を示す
読むときの注意 / Limitations

観察研究のため、母親の持病が子どもの発達の遅れを直接引き起こすとは言えません。持病の種類や治療、生活環境など多くの要因が関わります。発達は質問票で評価されており、当てはまり方には個人差があります。持病がある場合は、妊娠前から主治医と相談して管理することが大切です。

この研究の確からしさ

03 — Evidence
コホート研究多くの人を追跡する観察研究。因果関係の証明は限定的。

書誌情報

04 — Reference
研究デザイン
前向きコホート研究
エビデンス強度
コホート研究
掲載誌
BMJ Open
発表年
2024
DOI
10.1136/bmjopen-2023-082585
出典
OpenAlex

この研究が関わる疑問

05 — Questions

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