超早産児への高用量DHA経腸投与と神経発達:システマティックレビュー・メタアナリシス
Enteral High-Dose Docosahexaenoic Acid and Neurodevelopment in Extremely Preterm Infants: A Systematic Review and Meta-analysis
どんな研究?
01 — Summary29週以下で生まれた超早産児を対象に、高用量のDHA(ドコサヘキサエン酸)を経腸投与したRCT3件(計2,028人)をまとめたメタアナリシスでは、認知スコア全体への明確な改善効果は認められませんでした。ただし、大規模な1試験では5歳時点でわずかに高い認知スコアが確認され、軽度の運動・認知障害リスクの低下も示されました。否定的な影響はなかったと報告されています。
要点
02 — Key points- 013件の高品質RCTのメタアナリシスでは、高用量DHA投与と認知スコア全体の有意な関連は見られなかった
- 02最大規模の試験では5歳時点で認知スコアがわずかに高く(MD 3.45点)、軽度障害リスクも低い傾向があった
- 03安全面での懸念は報告されておらず、現在の推奨をおおむね支持する結果
含まれたRCTが3件と少なく、研究間の異質性がある。長期的なアウトカムは2試験のみ評価。対象が超早産児に限定され、正期産児への外挿はできない。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- システマティックレビュー・メタアナリシス(RCTのまとめ)
- エビデンス強度
- メタアナリシス
- 掲載誌
- Current Developments in Nutrition
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1016/j.cdnut.2025.107510
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related早産児の母乳育児と神経発達のアウトカム:システマティックレビューとメタアナリシス
早産で生まれた赤ちゃんを対象に、母乳育児がその後の神経発達とどう関わるかを調べた研究をまとめたものです。16件(うちランダム化比較試験は1件、残りはコホート研究)を解析した結果、母乳をあげた群は、まったくあげなかった群に比べて、長期的な認知の得点が高い傾向や、発達の遅れのリスクが低い傾向がみられました。一方で、運動の発達への影響ははっきりせず、また母乳と母乳ドナーミルクのどちらが優れているかも明確ではありませんでした。
母親・乳児へのオメガ3(n-3)脂肪酸の補給と、子どもの運動・認知発達(最新のシステマティックレビュー・メタアナリシス)
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