都市の歩行者用グリーンウェイと子育て:東京・小平グリーンロードの観察調査から
The role of pedestrian greenways in urban child-rearing: insights from observational surveys of Kodaira Green Road, Tokyo
どんな研究?
01 — Summary東京の小平グリーンロード(約4km区間)を活用した保育施設の外遊び活動と、子どもの体験・世代間交流を観察・インタビューで調べた研究です。近隣の多くの保育施設が定期的にグリーンウェイを利用しており、自然観察・創作遊び・身体遊びなど多様な活動が行われていました。世代間の交流の場としても機能していることが示されました。
要点
02 — Key points- 01都市部の歩行者用緑道が保育施設の外遊び場として頻繁に活用されていた
- 02子どもは自然観察・葉を使った創作遊び・身体遊びなど多様な活動を経験していた
- 03緑道はベンチ等を通じた世代間交流の場としても機能していた
観察とインタビューによる質的研究であり、子どもの発達への効果は定量的に評価されていない。単一の緑道に限定された研究であり、一般化には限界がある。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 観察・インタビュー研究(混合研究)
- エビデンス強度
- 総説・その他
- 掲載誌
- Journal of Asian Architecture and Building Engineering
- 発表年
- 2025
- DOI
- 10.1080/13467581.2025.2510608
- 出典
- OpenAlex
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related幼児期の外遊び習慣は小学生の肥満リスク低下と関連する(日本の縦断研究)
2001年に生まれた日本全国の子どもたちを追跡したコホート研究で、2歳半時点の外遊び習慣と7歳時点の肥満の関係を調べました。幼児期に外でよく遊ぶ習慣があった子どもは、小学校入学後の肥満リスクが低い傾向がみられました。
日本の子どもが自由時間に実際にしていること・したいこと
日本の小学3〜6年生(8〜12歳)1,230人を対象に、自由時間の過ごし方と希望を調査しました。実際に最もよく行っているのはデジタル機器の使用で、次いで身体活動でした。外で遊ぶ時間が長い子ほど屋外活動を望み、スクリーン活動を選ぶ子は塾通いが多く屋外遊びが少ない傾向がありました。子どもは実際に経験したことのある活動を自由時間にしたいと答える傾向があり、外遊びの機会が少ない子ほど選択肢が狭まる可能性が示されました。
校庭のデザインが子どもの身体活動と遊びの好みに与える影響:ジェンダー視点からの系統的レビュー
2004〜2024年に発表された5〜12歳を対象とした26件の研究を統合し、校庭の設計が子どもの身体活動と遊びの好みに与える影響をジェンダーの観点からまとめました。緑地・ブランコ・登り遊具・色分けされた地面マークなど多様な施設を備えた校庭は、身体活動を増やし座りがちな行動を減らす効果が確認されました。男女の遊びの好みや活動パターンの違いに配慮した校庭設計が重要とされています。