妊娠中のワクチン(インフルエンザ・百日咳)は、赤ちゃんを守る?
これは研究をまとめた情報の整理であり、医学的な助言ではありません。妊娠中に母親が百日咳(Tdap)やインフルエンザのワクチンを受けると、母親の抗体が赤ちゃんに移り、生後まもない時期の感染や入院を防ぐ方向に働くと複数の研究が示しています。一方、赤ちゃんを守る効果の中心的な根拠は観察研究によるもので、確実性には限りがあります。接種を受けるかどうかは、必ずかかりつけの医師に相談してください。
百日咳ワクチンのまとめでは生後3か月未満の赤ちゃんを守る効果(有効性85%)が一貫して示され、大規模なデータでも安全性に明確な問題は見られなかった。RSウイルスのワクチンでは赤ちゃんを守る高い有効性が試験で報告されている。ただし百日咳・インフルエンザで赤ちゃんを守る効果の中心的な根拠は観察研究で、ここで取り上げたランダム化比較試験は主に安全性・免疫の付き方を調べたもの(発症予防の効果を確かめる規模ではない)。RSウイルスでは早産への注意も残るため、全体としては「低い」とした。
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保湿(スキンケア)や妊娠中の除去食で、子どもの食物アレルギーを防げる?
赤ちゃんに保湿剤を塗るスキンケアだけで湿疹や食物アレルギーを予防できるとは、質の高いレビューでは言えませんでした。妊娠中にアレルゲンとなる食品を控えることの効果も、根拠は十分ではありません。これらの方法で「防げる」とは現時点で言いにくく、湿疹が出たら早めにケアするなど別の対応が大切と考えられます。
抗菌薬(抗生物質)は、子どものアレルギーと関係する?
乳幼児期の抗菌薬の使用はアレルギー性鼻炎と関連するという報告がある一方、妊娠中・分娩時の抗菌薬と子どもの湿疹の関連は支持されていません。必要な抗菌薬は医師の判断で使うもので、自己判断で避けないでください。
妊娠中の魚・オメガ3は、子どものアレルギーや感染症と関係する?
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妊娠中の鉄サプリや鉄不足の検査は必要?
鉄の補充は血液中の鉄の値を改善しますが、症状のない妊婦への一律の検査や補充が、お母さんや赤ちゃんの健康を実際に改善するかは根拠が不十分とされています。貧血の診断・治療は別で、必要性は医師に相談を。