子ども・思春期の睡眠・心の健康・体重の関係(スコットランドの追跡調査)
Longitudinal and Bidirectional Relationships Between Sleep, Emotional Wellbeing and Weight Status in Childhood and Adolescence: Growing Up in Scotland Cohort Analysis.
どんな研究?
01 — Summary8〜14歳の子どもについて、睡眠・心の健康(情緒の安定)・体重がたがいにどう影響し合うかを、4157人のデータで追って調べました。8歳のときに睡眠が短い子は、その後(12歳ごろ)に体格(BMIの順位)が高くなる傾向が見られました。
要点
02 — Key points- 018歳での短い睡眠が、後の体格の高さと関連する傾向
- 02睡眠・心の健康・体重はたがいに関わり合っている
- 038歳から14歳まで追跡したコホート研究
観察研究のため、睡眠の短さが直接体重を増やすとは言えません。睡眠時間は保護者や本人の回答にもとづき、正確さに限界があります。対象はスコットランドの子どもで、日本にそのまま当てはまるとは限りません。
この研究の確からしさ
03 — Evidence書誌情報
04 — Reference- 研究デザイン
- 前向きコホート研究
- エビデンス強度
- コホート研究
- 掲載誌
- Journal of Sleep Research
- 発表年
- 2026
- DOI
- 10.1111/jsr.70239
- 出典
- Europe PMC
この研究が関わる疑問
05 — Questions関連する研究
06 — Related子ども・思春期の睡眠と心の健康(メタアナリシス)
子どもから思春期にかけての睡眠と心の健康の関係を、104件の研究(約32.6万人)を統合して調べたメタアナリシスです。睡眠が十分でないほど心の健康が悪い、という関連が見られました。特に、本人が感じる睡眠の質や、寝る時刻の規則性が、睡眠時間そのものよりも心の健康と強く関わっていました。
10代のスマホ・ゲーム機の使用と、睡眠・心の健康(前向き研究のシステマティックレビュー)
スマホやタブレット、携帯ゲーム機などの双方向の電子機器の使用が、10代の睡眠と心の健康にどう影響するかを、28件の長期研究からまとめたシステマティックレビューです。これらの機器の使い過ぎは睡眠の悪化と関連し、それがさらに心の健康の悪化につながりうることが示されました。
睡眠時間の短さと肥満の関係(子どもと大人のメタアナリシス)
子どもから大人まで、睡眠時間が短いことと肥満との関係を、45件の研究(合計63万人以上、うち子どもの研究は19件)を統合して調べた大規模なメタアナリシスです。睡眠時間が短い人ほど肥満になりやすいという関連が、子どもでも大人でも見られました。睡眠と体重の結びつきを示した代表的な初期研究の一つです。