疑問 / Question

スマホ・タブレットなどの長時間の使用は、子どもの健康と関係する?

デジタル機器を長く使うことは、子どもの体や心の健康面の問題や、言葉の発達の遅れと関連すると報告されています。使う時間や内容に加え、大人と一緒に見て会話するなど『見方の質』も大切と考えられますが、研究の質はさまざまで因果とは言い切れません。

結論の向き
おおむね支持される
根拠の確実性(GRADE簡易)
低い

システマティックレビューだが元の研究は方法がさまざまで、因果は示せないため。

エビデンス・マップ
支持 5・中立 0・否定 0(全 5 件)
研究の質 ↓
否定
中立
支持
質:高い
質:中
質:低い

● は研究1件。上の段ほど質の高い研究です。色は支持効果なし・中立否定を表します。

エビデンスの変遷(時系列)
← 過去研究が新しいほど右。最新の研究ほど現在の理解に近い現在 →
2022
2024
2025
2026
支持中立否定|点の大きさ=研究の質(大きいほど質が高い)
この疑問を支える研究(質の高い順)

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スクリーン(テレビ・スマホ・タブレット)の使用は、子どもの睡眠と関係する?

画面を見る時間が長い子ほど、睡眠時間が短く、就寝時刻が遅く、寝つきが悪い傾向があると複数の研究が報告しています。特に布団の中での画面利用や寝る前の利用が睡眠の問題と関連しやすいようです。ただし支える研究は観察研究が中心で、関連があっても因果関係を示すものではなく、確実性はまだ低いと考えられます。画面の『量』だけでなく『時間帯』も関わる可能性が指摘されています。

おおむね支持される

体外受精(IVF)などで生まれた子どもの、その後の発達や健康は?

日本の全国コホートでは、IVFで生まれた子どもの9歳までの健康や発達は、自然に妊娠した子どもとほとんど差がなく、長期的な経過はおおむね良好と報告されています(観察研究のため、心配は担当医に相談を)。

おおむね支持される

スマホ・タブレットなどの画面や近くを見る作業(近業)は、子どもの近視と関係する?

近くを見る作業が多いほど近視が多い傾向は複数の研究で示されていますが、スマホやタブレットなどデジタル画面に限った証拠は研究によって結果が割れており、はっきりしません。画面の使いすぎを避け、距離をとり、こまめに休む・屋外で過ごすといった工夫は理にかなっていますが、画面そのものが近視の原因かどうかは現時点では結論づけられません。

結論は割れている

体を動かす遊び(身体活動)は、子どもの体重や健康によい?

体を動かす遊びは、太りぎみの子どもの運動量を増やし体型の改善につながると報告されています。一方で身体活動は7〜9歳ごろから減りやすいことも分かっており、外遊びなど体を動かす機会を意識的に作ることが役立つと考えられます。いずれも観察研究や短期の研究が中心で、断定はできません。

おおむね支持される

食料不安(十分な食べ物が得られないこと)は、子どもの健康と関係する?

経済的な理由などで十分な食べ物が得られない状態は、子どもの体や心の健康の問題と関連すると報告されています。家庭への経済的・食の支援が重要だと考えられます。

おおむね支持される